新卒採用でウェブセミナーを活用することで採用活動を効率化し、応募増加をもたらすことが期待できます。
しかし、ウェブセミナーの種類によって適した配信方法や運用に違いがあるため、ウェブセミナーの特徴を理解したうえで利用する必要があります。
ここでは、新卒採用でウェブセミナーを利用するメリットから開催時のポイント、おすすめのウェブセミナー配信ツールなどをご紹介していきます。
目次
新卒採用でウェブセミナーを実施するメリットとは?
新卒採用を行う際に、ウェブセミナーを利用することで得られるメリットがあります。
ここでは、ウェブセミナーを実施することで得られるメリットを4つご紹介します。
参加学生を集めやすい
近年は、学生が就活に費やす時間が減少しており、合同説明会の参加割合も採用方法の多様化により年々減少しています。
一方で、ウェブセミナーなどの動画配信サービスでの参加割合は増加しています。
学生は学業やバイトの合間を縫って、企業の新卒採用ページやデメリットも分かる離職者目線の企業口コミサイトなど、ウェブを中心に情報収集を行っています。
ウェブセミナーであれば、学生の都合の良い時間に視聴ができ、遠方で説明会への参加が難しい場合でも気軽に視聴できます。
また、就職活動でかかる交通費に頭を悩ませている就活生は多く、交通費のかからないウェビナーは金銭的にもメリットもあります。
コストを削減できる
説明会を開催する際は、会場の予約や椅子の設置準備・片付け、配布資料の準備・印刷などの作業が発生します。
説明会の時間よりも、準備する作業に手間がかかるケースも多いです。
そしてそれらを準備する時間には人件費が発生し、会場や配布資料にもコストがかかります。
その点ウェブセミナーであれば会場の準備に時間をかける必要がありませんし、コストも削減できます。
資料の共有まで含めて説明会がウェブ上で完結します。
今までかけていた時間やコストもウェブセミナーであれば大幅に削減可能です。
会社説明会の準備に充てていた時間を、ウェブセミナーを含めた採用活動の戦略を練る時間に充てられるため、採用活動全体の効率化にも繋がります。
LIVE配信以外に録画配信も可能
ウェブセミナーには、リアルタイムでの配信だけに限らず録画配信機能もあります。
それぞれの配信方法を使い分けることで、効果的な採用活動が行えます。
まず、リアルタイムに配信するライブ配信では、チャットやアンケート機能を使って、企業と学生はまるで同じ会場にいるかのようにコミュニケーションをとることができます。
会場で行われる新卒採用説明会では、大人数の前で質問することを躊躇してしまう学生もいますが、ウェブセミナーはチャットで質問を投げかけることができるため、周りの目を気にすることなく気軽に質問ができます。
一方、録画配信は、1度録画したものをウェブサイトにコンテンツの1つとして掲載しておけば、学生は24時間好きなタイミングで視聴することができます。
LIVE配信後、その録画を配信しておけば、リアルタイムに新卒説明会に参加できなかった学生にも視聴してもらうことができ、アプローチできる学生の人数が大幅にアップします。
また、定期的に録画配信をウェブサイトにアップすることで、就活生に対して継続的に情報を発信することができます。
就活生にとって有益な情報を発信し続けることができれば、スムーズに応募に繋げることができます。
参加者の視聴状況を可視化できる
ウェブセミナーは、配信に応じた参加者の比率や離脱率などのデータを取得することができます。
視聴状況を可視化して把握することで、ライブ配信のウェブセミナーでも臨機応変に対応が可能となります。
事前申し込みをしていても企業説明会に来ない学生がいるように、ウェビナーの視聴をドタキャンする学生も存在しますが、そのような学生の把握も容易です。
また、ウェブセミナー終了後にアンケートを集めるように設定しておけば、ウェブセミナー終了後の感想を聞くことができるので、次回開催時の改善に活かすことができます。
新卒採用のウェブセミナー開催のポイント
新卒採用において、今まで行っていた企業説明会をそのままウェブセミナーで開催するだけでは、ウェブセミナー本来の効果が発揮できません。
ここでは、ウェブセミナー開催時の重要なポイントを6つご紹介します。
学生側にとって参加予約しやすい条件か
ウェブセミナーにおいて気軽に参加できるかは重要なポイントです。
たしかに、ウェブセミナーはどこからでも参加できる点は優れていますが、参加するにあたってさまざまな情報を入力する必要があったり、専用のアプリやシステムをダウンロードする必要があったりと、少しでも面倒な作業があると参加する意欲が低下してしまいます。
そのため、ウェブセミナーを開催する際はURLからアドレスや氏名を入力するだけで参加できたり、採用サイトの学生のマイページから間単に申し込みができたり、必要最低限のステップで参加できるようにしておきましょう。
また、リアルタイム配信を行う際は、学生が参加しやすい時間に配信しましょう。
平日の昼間は避け、平日夕方から夜、土日の日中などがおすすめです。
学生側にとって視聴しやすい環境か
参加する学生側のネットワーク状況にもよりますが、音声や映像が途切れるということはそれだけ聞き逃してしまう情報があるということです。
視聴人数が多いと画面が固まってしまったり、ノイズが入ってしまわないような環境を用意する必要があります。
また、音声に影響が出ない会場でウェブセミナーの配信を行うことも重要です。
ウェブセミナーを開催中にチャイムの音や工事の音などが入ってしまうことがないように事前に対策を講じておきましょう。
さらに、照明の調節も大切です。
照明が暗すぎてしまうと就活生に暗い印象を植え付けてしまいますので、事前に映り方のチェックをしておきましょう。
事前にしっかり話す練習をしているか
ウェブセミナーを開催する際は、参加者のいる説明会をそのままウェブセミナーで配信するケースもありますが、目の前に人がいない状態で話すケースもあります。
どちらの場合でも話し方に気を付ける必要がありますが、特に目の前に人がいないケースでは、話すスピードが早くなってしまったり、聞き取りづらい声量になってしまったりしないように注意しましょう。
目の前に人がいないと、表情から反応を伺うことができないため、話し方を工夫しなければ「冗長でつまらない」と思われているか、企業側から判断できません。
また、目線や表情などの細部にも注意を払い、リハーサルで参加者に伝わりやすい話し方ができているかしっかり確認しましょう。
参加学生にリマインドを送る
ウェブセミナーの開催が決定し、就活生から参加予約を取れたら問題ないというわけではありません。
予約からウェブセミナー開催までの日時の間が空いてしまうと、就活生は予約したことを忘れてしまうこともあります。
そのため、ウェブセミナーまでに定期的にリマインドメールを送り、ウェブセミナーの開催日時の確認をしてもらうようにしましょう。
リマインドメールを送るタイミングも適切な時期があり、一般的にウェブセミナーの1週間前から前日までに送ると適切だとされています。
ウェブセミナー後にアンケートを実施し、次回に活かす
ウェブセミナーのアンケートでは、参加者のダイレクトなニーズを知ることができます。
したがって、アンケート結果をもとにウェブセミナーや採用活動の改善を行うことで、就活生目線の情報を届けたり、適したスケジュールに調整したりすることができます。
改善に活かせる情報を集めるためには、要点をおさえたアンケート作りが必須です。
ヒアリングする項目には、ウェブセミナーを知ったきっかけや事前に閲覧していた情報、就活の進捗状況などを設けておくと、就活生の動向を把握することができます。
場合によってはウェブセミナー実施のサポートを利用する
ウェブセミナーのメリットは理解できても、挑戦するのにハードルが高いと感じている場合もあるでしょう。
ウェブセミナーツールを提供している企業には、初めて利用される方にも安心して導入してもらえるようにさまざまなサポートを用意している場合があります。
ウェブセミナー開催以前の準備から運営の一連の流れや資料作成のサポート、集客など、ウェブセミナー全般のサポートをしてくれる企業もいます。
中には、セミナー当日に専門家同行で運営のサポートやセミナー後の参加状況などの分析まで行ってくれるサポートがありますので、自社にあったウェブセミナーツールを選びましょう。
ウェブセミナーの配信ツールは無料でいい?有料がいい?
ウェブセミナーツールには、無料で利用できるものと有料のものが存在します。
無料のウェブセミナーツールの最大のポイントはコスト面です。
しかし、ツールによって多少違いはありますが、無料のウェブセミナーツールは通信が不安定であったり、音質が良くなかったりする場合があります。
また、最低限の機能しか備わっていないため、細かな視聴状況の把握やアンケートの回収ができない可能性もあります。
また、無料ツールの場合はトラブル時のサポートをしてくれるものが少なく、サポートが付いていてもメールだけの対応なので解決までに日数がかかってしまうことがあります。
有料のウェブセミナーツールは、月額や利用回数ごとなどで費用が発生します。
費用はかかってしまいますが、通信環境も無料のツールに比べて安定性が高く、トラブル時のサポートも充実しています。
また、機能面もチャット・アンケート機能や分析機能などが充実しているので、状況に合わせた運用が可能となります。
ただし、ツールによってはサポートが別料金になっているケースもありますので、サポートが料金プランに含まれているかどうかは事前に確認しておきましょう。
また、有料のウェブセミナーツールには期間限定でトライアルできるものもありますので、使いやすさを確認してから導入することをおすすめします。
新卒採用でのウェブセミナーは、企業の雰囲気や情報などについてしっかりと理解してもらうことを目的に開催します。
ウェブセミナーでの印象がそのまま企業のイメージにも繋がるため、滞りなく開催したいものです。
万一、ウェブセミナー中にトラブルが発生してしまうと、就活生の企業に対する印象の悪化を招く恐れもありますので、少しでも不安要素を取り除いておきたい方には有料のウェブセミナーツールをおすすめします。
新卒採用のウェブセミナーを配信できるツール3選
ここでは、新卒採用におすすめのウェブセミナーツールを3つご紹介します。
それぞれ機能やサポートが充実しているので、ぜひデモ版で確認してみましょう。
ネクプロ
ネクプロは、アプリなどのインストールが不要でWebブラウザのみで簡単に操作ができるウェブセミナーツールです。
参加者はパソコンだけに限らずスマホやタブレットからでも視聴可能なため、気軽に視聴することができます。
最近の学生はパソコンよりもスマホに慣れ親しんでいる人も多いので、ネクプロなら視聴がしやすいはずです。
機能面も充実しており、セミナー配信をいつでも見られるように録画したり、参加者の状況把握や分析を行い、アンケート結果の集計や分析も行ったりすることができます。
また、セミナー参加者をリスト管理して次回以降のセミナーの案内を送付する機能も備わっているため、継続的に参加者と接点を持つことができます。
ウェブセミナーとオフラインセミナーの両方をネクプロ1つで管理できるのも魅力的です。
ウェブとオフライン、両方の参加者を一元管理できるため、会場で新卒説明会を開き、同時にウェブセミナーでその様子を配信するということが可能です。
会場のキャパの都合で1回あたりの会社説明会の参加者に上限を設けざるを得なかったのが、ウェブセミナーからの参加者を受け付けることができるため、参加者上限を大幅にアップさせることができるのです。
初めてウェブセミナーツールを利用される方にも安心して利用してもらうために、企画からセミナー当日の立会いまで一括サポートしてくれます。
さらに、セミナー後も参加状況やアンケート結果の分析を行い、次回以降改善すべき課題などを発見し、改善策を提案してくれます。
▼導入企業
誰もが知る企業がすでに導入しているウェブセミナーツールですので、品質やサービスについては安心して利用できるのではないでしょうか?
>>ネクプロの詳細をチェックする<<
ネクプロなら実際にウェビナーを体験しながら製品詳細をチェックできます。
ウェビナーを視聴しながら営業担当者とチャットで質疑応答ができるので、疑問や不安を解消することもできます!
導入事例もダウンロードして見ることができるので、ぜひチェックしてみてください。
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V-CUBE(ブイキューブ)
V-CUBE(ブイキューブ)は、HD対応の映像と高い回線の接続性を強みとするクラウド型ウェブ会議システムです。
世界最高基準の映像技術・音声技術を採用し、安定した接続性を提供します。
インターネット環境が整っていれば世界中から利用可能で英語のサポートや多言語の対応も行っています。
また、音声認識技術により配信中の会話をリアルタイムにテキスト化できます。
企業に合わせたレイアウトやカスタマイズも自由にできます。
GigaCast(ギガキャスト)
GigaCast(ギガキャスト)は、豊富な機能が魅力のウェブセミナーツールです。
ホームページに掲載するセミナーの告知や申し込みフォーム、セミナー時の質疑応答やアンケート機能、セミナー後の参加状況やレポート機能を全て搭載し、スムーズにウェブセミナーを実施することができます。
セミナーの画質も高画質になっており、主催者と参加者双方のストレスを軽減してくれます。
サポート面でも充実しており、利用者のサポートサイトを開設して情報の共有や不明な部分の相談も丁寧に対応してくれます。
新卒採用でウェブセミナーを開催しよう!
ウェブセミナーを利用して新卒採用をする企業は増えてきています。
企業側にとってはコストと準備の手間を削減できるメリットがあり、就活生にとっては交通費をかけずにどこからでも参加できる点が大きなメリットです。
ポイントや注意点をふまえて就活生目線のウェブセミナーを開催しましょう。